小学生のときの遊びは、今思い出してもホントに画期的でおもしろかった。
これらの遊びは全国的に流行ってたのか今でも遊ばれてるのかわからないけど、いくつかご紹介しよう。
ドッジボール
小学校1、2年のときの休み時間はほぼこれに費やされた。
ちょうど「くにお君のドッジボール」というファミコンのゲームも流行ってたっけ。
今考えて不思議なのは「ライフ」的なシステムがあったこと。
つまり、自分が相手をひとりボールで当てたらライフは1ポイント増える。
そのライフのことを「き」と言っていた。
マリオでもライフが増えることを「いっきアップ」と言ってたので、そこから来たんだと思う。
しかもこの「き」は同じチームで振り分けることができた。
「オレ5きあるから、いっきあげるわ。」という交渉がコートの中で行われるのだ。
今、思えばそんなのいくらでも嘘つけるけど、そんな概念は誰もなかった。
人数が少ないときは外にいる人が中にいる人を当てる「中あて」という競技になる。
ろっくん
小学校3年あたりになると、ドッジボールは卒業してさらに戦略性の高い遊びに移行する。
それが「ろっくん」である。
15メートル間隔くらいで2つの円を地面にかく。
学校以外ならマンホールが丁度良い感じの間隔だったのでそれを使った。
この2つの円の前に鬼が1人づつ立ち、中の人はこの2つの円を行ったり来たりする。
鬼はそれを阻止すべくボールを当てるという遊びである。
むこうの円まで行くことを「半くん」といって、往復すれば「いっくん」、もう1度むこうの円までいけば「いっくん半」、帰ってこれば「にくん」となる。
始めは「にくん」から。
「に~くんか~いし」とみんなで叫ぶことがスタート合図となる。
誰かひとりでもボールを当てられずに「にくん」を達成すれば、当てられた仲間はまた生き返り、次は「よんくん」に挑む。
「よんくん」「ろっくん」「はっくん」「じゅっくん」と「にくん」づつ増えていく。
当て鬼
もう少し学年が上がれば次は「エキサイティング」さをもとめるようになる。
そこで流行ったのが「当て鬼」
ルールは単純で鬼にボールを当てられたら交代するという、鬼ごっこみたいなものだ。
場所も校舎のまわりや、体育館のある別館を使ったり、広大なスペースで繰り広げられた。
まとめ
もちろんサッカーやバスケなんかもやったし、「てんか」「ぴんぽん」といったマイナーな遊びもあったけど、小学生の頃を思い出すとこの3つがとても印象深い。
そして遊びのなかで何か都合が悪くなると「ちゅーき!ちゅーき!」といってタイムをとるやつもいた気がする。
今思えば、ちゅーきってなんやねん。て感じですけどその頃は「タイム=ちゅーき」だったのだ。