答えがないと言われていた「最強の動物」の答えを長年の研究の末、ついに導き出すことに成功しました。
【ひらけた大地で、野生のオスの大きな固体同士が1対1で戦った時の勝率】
【必死で戦った結果、逃げたり戦意喪失したら負け】
を想定してランキングをつけています。
僕がつくったCGモデルと共にお楽しみくださいませ。
第16位 コモドオオトカゲ
全長200~300cm、体重約70kg
【体力】 250
【攻撃力】 ★★★
【防御力】 ★★
【すばやさ】★★
コモドドラゴンとも呼ばれていて、恐ろしい毒の持ち主。
ひと噛みでバッファローをも殺してしまうほど強力な毒を持つ。
噛み付かれた獲物は血液の凝固が妨げられ、血が流れ続けてしまうのだ。
失血によるショック、さらに急激に血圧が低下することでじわじわと衰弱していく。
あとは獲物が弱っていくのを待つだけ。
噛まれた後に、どれだけ逃げても優れた嗅覚でついてくる。
ひたひたと。
第15位 ゴリラ
体長120~180cm、体重約135~220kg
【体力】 300
【攻撃力】 ★★★
【防御力】 ★★
【すばやさ】★★★
ゴリラの握力は500kgあるとされている。
なんとギネス記録にも認定されていてその記録は600kg。
握力が70kgあればリンゴがつぶせるというが、500kgあれば何を潰せるのだろう。。
他の動物と戦うとなった場合、相手を致命傷においやる強力な武器がないというのが事実。さらに人間と同じく痛さに敏感という弱点もあり、戦意喪失は早いのではないだろうか。
知能が高いので「相手の目をつぶせば良い」「石を投げれば良い」といった知識を与えてトレーニングすれば一気に上位を狙えそうなので、伸びしろは一番だろう。
第14位 ジャコウウシ
体長200~250cm、体重約227~363kg
【体力】 250
【攻撃力】 ★★★★
【防御力】 ★★★
【すばやさ】★★★
ジャコウウシのオス同士の戦いは一見の価値があるので、ぜひyoutubeなどで見てほしい。
時速48キロものスピードで助走をつけてガツーン!と戦う様子を見れば「あんなんされたら、勝たれへんやん」とつい最強ランキングに入れたくなる気持ちもわかるだろう。
激しい勢いでぶつかっても、太さ10センチの角と、厚み7.6センチの骨が脳を保護する。
その攻撃をかわすのは難しく鋭い角で肉食獣を突き殺してしまうこともある。
第13位 ヘラジカ・エランド
体長240~320cm、体重800kg
【体力】 450
【攻撃力】 ★★★
【防御力】 ★★
【すばやさ】★★★
シカの仲間であるヘラジカ、ウシの仲間であるエランドを同列に扱う。
とても大きな体と大きな角を持つヘラジカだが、少しバランスが悪いような気もする。
角の形も相手へダメージを与えるようなつくりになっていない。
それに比べると、同列に扱ったがエランドの角は鋭くまっすぐなので突き刺さったらひとたまりもないので、戦闘能力は高いかもしれない。
ちなみにウシとシカの違いは、「角が枝分かれしてるかどうか」ということだが、その程度のことならひとつにまとめて欲しい。
第12位 ワニ
大きい種類はイリエワニ(アジアに広く分布)とナイルワニ(アフリカ)
全長400~600cm、体重約500~1000kg
【体力】 400
【攻撃力】 ★★★★
【防御力】 ★★★
【すばやさ】★
ワニは恐竜の時代からほとんど姿を変えることなく生きてきた。
敵がいないので、進化する必要などなかったのだ。
噛む力は陸上生物ナンバーワンで1トン~2トンの強さで噛み付き水の中に引きずり込む。
(ちなみにライオンの噛む力は300キロ)
そして水中でドリルのようにぐるぐると回り肉を切り裂くデスロールという技を繰り出す。
陸上ではノロノロとしているので、ライオンやトラと戦えばあっさり背中に回り込まれてしまうだろう。
川の中に潜み奇襲をかける攻撃を認めればランキングは一気に4位まであがる計算になる。(どんな計算だ)
第11位 セイウチ
全長200~350cm 、体重500~1500キロ
【体力】 400
【攻撃力】 ★★★
【防御力】 ★★★
【すばやさ】★
長さ1メートルにもなる牙を持ち、ホッキョクグマでも大きなオスのセイウチを狙うようなことはない。
大きな牙は殺傷能力が高く、大きな武器となる。
ワニとの闘いを想定してみよう、北極に住んでいるセイウチは分厚い皮下脂肪を持っているので、ワニの歯は致命傷にはならない。
ワニの俊敏性ではセイウチの牙を避けることはできず、串刺しにされてしまうだろう。
第10位 ライオン
体長150~200cm、体重145~250kg
【体力】 350
【攻撃力】 ★★★
【防御力】 ★★★
【すばやさ】★★★★
ローマ時代の闘技場でライオンとトラを戦わせた時にはトラの勝率が高かったという記録が残っている、しかもその時のライオンは今のライオンよりも大型のバーバリライオンだ。
さらに足の大きさ、爪の長さ、牙の長さもトラが勝っているので、ランクはトラを上とした。
ただライオンのタテガミは相手と戦う時の防御に有効と見られ、それが理由でアニマルプラネット(世界最大の動物チャンネル)の専門家のシミュレーション映像ではライオンがトラを負かしたように、その差はわずかだろう。
第9位 トラ
体長150~230cm、体重180~260kg
【体力】 350
【攻撃力】 ★★★
【防御力】 ★★★
【すばやさ】★★★★
トラの奇襲からの殺傷能力は肉食獣でも最強の攻撃力を誇る。
特にシベリアトラ(アムールトラ)が大きく強いと思われているが、生息地に獲物が少ない環境で、常にお腹を空かしているためか、思ったより体重が重いわけでもなく、近年は体の大きさも小さくなっているようだ。
このランキングは奇襲攻撃を考慮していないし、過去に闘技場で行われたトラ対スイギュウでスイギュウが勝つのが普通だったという歴史があることから、スイギュウのランキングを上にした。
第8位 スイギュウ・ガウル
スイギュウ:体長200~300cm、体重700~1200kg
ガウル:体調250~330cm、体重580~1000kg
【体力】 450
【攻撃力】 ★★★★
【防御力】 ★★★
【すばやさ】★★★
大型のウシの仲間であるスイギュウとガウルを同列に扱う。
ちなみにスイギュウの英語がバッファローである。
スイギュウはメスライオンが4匹も5匹もかかってやっと倒せるほどのパワーを誇るが、
オスライオンが2頭いればやられてしまう印象。
スイギュウとガウルの比較で言うと、筋肉の鎧をまとったようなガウルのほうが、角も鋭く有利に思える。
第7位 バイソン
体長240~320cm、体重500~1000kg
【体力】 450
【攻撃力】 ★★★★
【防御力】 ★★★★
【すばやさ】★★★
スイギュウ、ガウルと同列に扱うか迷ったけど、吹雪をもろともしない分厚い毛皮と皮下脂肪は、スイギュウやガウルに比べて防御力の高さを意味する。
さらに足も速く65キロのスピードを出すことができ、オス同士の戦いを見ても俊敏性を感じる。
ということを加味してひとつ上のランクにした。
第6位 クマ
生息地域で固体差が大きいが、ここでは大型のグリズリー、コディアックヒグマ、ホッキョクグマを示す。
体長200~250cm、体重300~600kg
【体力】 400
【攻撃力】 ★★★★
【防御力】 ★★★
【すばやさ】★★★
闘技場などでクマと牛を戦わせたという話では、クマが牛を倒すことが多かったそうだが実際野生ではクマがオスのバイソンを殺した例はほとんどない。
スイギュウが相手なら平均的にクマが有利だと思うが、最大級のクマとバイソンは相当肉薄している。
ライオンやトラとの対峙を想定しても、ライオンやトラの牙の長さが6~7cmで、対してクマの皮下脂肪は10cm。さらにモサモサの毛がビッシリ生えていて、体重差も大きくクマが有利だろう。
第5位 ゾウアザラシ
全長400~600cm 、体重2000キロ
【体力】 600
【攻撃力】 ★★★★
【防御力】 ★★★★
【すばやさ】★
オス同士で血まみれになって争う様子をよくテレビでも見かける。
その体重から繰り出される1撃を食らえばどんな肉食獣もひとたまりもないだろう。
ただ、攻撃が肉食獣に当たるのか。
また、敵に背後を取られた場合すばやく身をひるがえし反撃することができるのか。。
正直、すぐに疲れちゃいそうな気がするし。
そのあたりの判断は難しく、個人の考えに左右されるだろう。
ただホッキョクグマがセイウチのオスを襲わないことから、セイウチより圧倒的に巨大なゾウアザラシをクマより上とした。
第4位 カバ
体長340~400cm、体重2500~3500gk
【体力】 500
【攻撃力】 ★★★★
【防御力】 ★★★★
【すばやさ】★★★
陸上生物でスイカを丸かじりできるのは150度も口が開くカバだけだ。
見かけによらず凶暴でナワバリ意識も高く、年間で何百人もの人の命がカバによって失われている。
マサイ族が最も恐れる動物はライオンではなくカバらしい。
噛む力も強く、ライオンやワニをかみ殺すこともある。
ただ、すばやくターゲットをガブ!とできる感じはしない。牙もジャマだし。
スイギュウには負けないだろうが、ライオンに背後をとられたらおしりから食べられることもある。
第3位 キリン
高さ5m、体重800~1200kg
【体力】 450
【攻撃力】 ★★★★
【防御力】 ★★★
【すばやさ】★★★
キリンの武器は首と脚だ。
キリン同士の戦いでは首をぶつけあうが、ライオンを追い払うときはその長い脚を振り回す。時速50kmで走るという脚力の持ち主で、蹴られればライオンはひとたまりもない。
背が高く急所に噛みつくのが難しいため、1頭のライオンがキリンを襲う例はほとんどない。
カバとの闘いを想定してみても、カバがキリンにダメージを与える攻撃ができるイメージが沸かない。逆にキリンのキックはビシバシと決まるだろう。
そうこうしてるうちにカバが戦意喪失すると予想。
第2位 サイ
特にシロサイは大きい(大きさデータはシロサイのもの)
体長340~420cm、体重1400~2700kg
【体力】 600
【攻撃力】 ★★★★
【防御力】 ★★★★★
【すばやさ】★★★
大きな角で突進、そして鎧のような体。
不動のナンバー2である。
ライオンが噛み付いたところでサイの体に牙は通用しないだろう。
第1位 ゾウ
特にアフリカゾウは大きく凶暴である(大きさデータはアフリカゾウのもの)
体長370~450cm、体高300~400cm、体重5800~7500kg
【体力】 1000
【攻撃力】 ★★★★★
【防御力】 ★★★★★
【すばやさ】★★★
最強の動物はなんだ?とかいうのが空しくなるほどにゾウの圧勝である。
次元が違う。
サイもカバも蹴散らす。
アフリカゾウがスイギュウ15匹を殺した記録もあるらしい。
ちなみに体長で7メートルという表記がされてる図鑑やサイトなどは、鼻をピーンとのばしたサイズを計測していて、勘違いしている人も多い。
さぁ、次は海の生き物の最強ランキングへGO!
惜しくもランク外の動物は?
ランキングに載せていないけど、その他に強そうなのも挙げておく。
- 中型のクマ(アメリカグマやメガネグマ)
- ジャガー
- アナコンダ
- アメリカアカシカ
- ラクダ
ランキングの難しさ
現実的な設定なら予想は簡単だが、強さを表すかどうかは怪しくなる。
現実的じゃない設定なら、予想から妄想になり、まったく説得力がなくなっていく。
特に難しいのが「勝利条件」と「環境設定」だ。
まず勝利条件について考えよう。
「戦意喪失してどちらかが逃げ出す」か「どちらかが命を落とすまで」と大きく2つの条件が考えられるが、もちろん結果は大きく変わる。
基本的に肉食獣はリスクがあればさっさと退散する。
ケガをするくらいなら、さっさと逃げて、他のもっと楽な獲物を捕まえたほうが良いからだ。逆に草食動物は死に物狂いで戦うだろう。
なので、僕のつくったランキングは肉食獣が不利になると考えて良い。
「能力値の高さ」と「喧嘩に勝つ」は必ずしも同じではなく、相性もあるだろう。
よく人間の喧嘩でも「びびらせたら勝ち」みたいに言われるが、あれと同じだと思う。
「どちらかが命を落とす」という勝利条件にすると長期戦になる可能性が高い。
どれだけ疲れやすいのか、体力の回復速度はどれくらいか。
どんどん妄想になっていってしまい現実的じゃなくなるだろう。
次は環境設定について。
身を隠す場所があるのかないのか。
身を隠す場所があれば奇襲が出来るので、肉食獣は有利になる。
条件としては「引き下がれない状況で必死で戦う」という都合の良いものになると思うが、そうなるとやはり「人が作った闘技場のようなもの」という舞台をみんな想像するだろう。
ちなみに僕の作ったランキングでは
舞台「50メートル四方ほどの大きさの無人島」
環境設定「隠れる場所はなく、お互いが認識できる状態」
勝利条件は「戦意喪失してどちらかが逃げ出す」
というようなイメージで考えた。
ある程度必死で戦う必要性はあるけど、逃げることも出来るという感じ。
よく、こういう対決で「こういう攻撃をしたら~」みたいな考えがあるけど、動物たちにそこまでの機転は利かないように思う。いつものように戦ってみて、ヤバイと感じたら逃げる。それだけだ。
結局のところ言いたいのは、多くのファクターがあるので、ランキングなんてあってないようなもので、ファンタジーなのだ。
個人の考えで良くて、だからこそ面白い。
みんなが「どっちが強いだろう」と妄想する時に参考になればと思う。
その妄想こそ、価値ある人生の楽しみだからである!!
と、こんなまとめで誰も納得しないだろうけど。
「僕はこう思う!」というような意見があればバシバシコメント欄に書いてほしい。
納得すればあっさりとランキングを変更するだろう。
その程度のランキングなのである。
その他にもキニナル動物トピックを書いてみたよ。
あ、そうそう。
世界最強に面白いアニメを作ったので見てっておくれ★
5分でほっこりさせてみせるよ。