ありんとこ

動物好きCGアニメクリエイターの創作日記

3DCGソフトの違いを世界一わかりやすく比較!おすすめはこれ!

こんにちは。

世界で最も経験と実力が比例しないCGデザイナーです。

 

3DCGソフトにはたくさんの種類があって、何がどう違うのか、いったいどれを学ぶべきなのか迷われる人も多いはず。

そんな悩み多き初心者の人にもわかりやすく説明してみようと思います。。

 

ドラクエ風に!

 

え?そうじゃない?

 

 

勇者 maya

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ディズニーやピクサーが使っていてシェア数もナンバーワン。

日本でもゲームやスマホアプリなどでmayaを使ってる会社が多い。

スクリプト言語を使ってカスタマイズができるという、力だけではなく知力があってこそ本領を発揮させるところも勇者っぽい。

 

料金は月額34100円、年間契約だと27万2800円とちょっぴりお得。

なんと2020年8月に年間4万円で利用できるインディー版が登場した。

このあたりのことは最後のまとめで書こう。

 

僕はもともと3dsmaxだけを使っていたけど、mayaの仕事も需要があるようでモーションだけならさほど操作に違いはないので、モーションの仕事をmayaで受けることもある。

グラフエディタが見やすく、扱いやすい。

あとはアニメーションレイヤーというのも便利。

モーションだけつける、という作業なら3dsmaxよりも直感的で優れている印象。

 

狭い範囲だけど、まわりに話を聞くと「mayaの仕事しかない」「取引先がmayaなのでmayaを覚えた」みたいな話を聞く。

あえて弱点を探せば「建築系に弱い」とされているところ。

例えば「Anima」や「Twin motion」といった建築系の便利ソフトがmayaにさくっと送ることができない。

 

戦士 3dsmax

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ゴリゴリの装備をした戦士のイメージにぴったりなのが3dsmax。

便利なプラグインやスクリプトが豊富で、力押しで敵をなぎ倒す。

 

料金はmayaと同じく月額34100円、年間契約だと27万2800円。

インディー版は年間4万円。

 

僕がCGを始めたころは「ゲーム系に強いmaya、映像系に強い3dsmax」と言われていた。

ペンシルという手描きアニメのような線を出せる強力なプラグインが使えて、そのあたりでmayaをリードしていたけど最近はmayaもペンシルが使えるようになったらしい。

 

モディファイヤという機能が非常に便利で、簡単に以前の作業に戻れるので最も使いやすいCGソフトだと僕は思っている。

あとは建築系も強いとされていて、建築ビジュアライゼーションっていうやつ?

そういった会社さんは3dsmaxをメインにしている。

 

賢者 Cinema4D

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CGソフトの中でも、最も気品を感じるのがCinema4D。

使いやすい直感的なユーザーインターフェースが特徴で、モーショングラフィックを得意としていてセンスを必要とする部分だったり、なんともいえないオシャレ感を感じる。

「映像経験者がチョイスするおしゃれなソフト」ということで賢者にぴったり。

Aftereffectsでモーショングラフィックを作ってるような人が「3DCGを習得しよう」ということで、最近はじわじわと人気になっている。

Adobeと提携していて、Cinema4DからAftereffectsへ簡単にカメラやオブジェクトを持っていけるという利点があり、MoGraphという独特な機能があって、それで複雑なモーショングラフィックを作れるのが売りである。

そんなわけで広告系の会社で使用されているケースが多いのだ。

 

あと、MixamoというAdobeのお手軽3DCGモーションサービスがあって、最新のCinema4DではそのMixamoのコントロールリグ機能が追加されている。

このように天下のAdobeのバックアップがあるのは大きな魅力で、将来性も高い。

 

料金体系が大きく変わり、話題のサブスクリプション制になった。

1年契約で101600円。

Autodeskに比べると安いという感じだったけど、Autodeskがインディー版を出してきたので、そこの優位性が揺らいでしまった。

 

武道家 Light Wave

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歴史もあって実力も折り紙つきだけど、少しマイナーでユーザー数も少ない印象。

昔から使ってるので今も使ってる、というユーザーに支えられている。

まさに我が道を行く孤高の武道家と言えるだろう。

 

価格は通常版で16万2800円。

 

僕の知り合いにも、Light Waveを昔から使ってる人がいて、「Light Wave使いはみんなつながっている」というほど、使ってる人が限られているらしい。

今から新たにLight Waveを覚えようという人は少なく、経験者さんたちが残っているという感じなのかな、という印象。

神風動画という有名な会社がメインに使っている。

 

魔法使い Houdini

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魔法のようなエフェクトをつくるのが得意だけど、力は頼りないイメージ。

戦士タイプの人が魔法使いになれないように、これは特性のある人しかうまく使いこなせないだろう。

 

Houdini core  23万円 

Houdini FX 51万7500円

 

スクリプト言語っていうの?なんかそういう難しいのを使うらしい。

敏腕CGデザイナーの友人がやってるようなので、今ホットなソフトなのかもしれない。。

こういうソフトに興味を持てる人は天性のCGデザイナーだと思う。

僕はそういうのがすごく苦手なのでお手上げである。

 

モンスター ZBrush・3DCoat・MODO

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モデリングに特化したソフト。

力がめっぽう強いモンスターの仲間のようだ。

ドランゴやゴレムスなど、ドラクエで仲間にできるモンスターのようにパーティにいると非情に頼もしい存在である。

 

ZBrush 113000円

3DCoat 49940円

MODO 238000円

 

僕は安価な3DCoatを仕事で使っている。

使っているといっても、ゴリゴリモデリングすることはなく、ちょっとした地形をつくったり、色をぬったりするくらいだけど。

基本的な機能を使うだけでCG制作がぐっと楽になるのでおすすめ。

 

クリーチャーのようなボコボコしたモデルを作るのが得意だけど、最近はメカとかも作れるようになってるんだってさ。

もちろん僕は良く知らないけど。

 

魔物使い Blender

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魔物という仲間をどんどん増やして力をつけている無料のCGソフト。

新しい機能を追加していって、進化のスピードが尋常じゃなく、前までは「使いかたにクセがある」と言われてたけど、2019年のアップデートでとても使いやすくなった。

「仕事でBlender使っちゃえば良いんじゃなかろうか」と考え出している企業も多数あるとかないとか。

グリースペンシル、スカルプト、綺麗なレンダリング、便利なアドオン。

無料なのにmayaや3dsmaxよりも優れた部分が多くある。

恐ろしい。。

 

料金:無料!

 

ネットでもたくさんのチュートリアルがあって誰でも覚えることができる環境になったので、急激にユーザー数を伸ばしている。

大規模な会社はデータのやりとりなどで、mayaが抜きん出ている部分はあるけど、1人のクリエイターが最初から最後まで作って、映像を納品するような仕事ならBlenderでまったく問題ない。

ダウンロードして簡単にモデリングしてみたけど、モデリングはやりやすかった。

作業動画もアップしてみたので、よかったら見てみてね。

(これからもチュートリアル動画やキニナル映像を作っていくので、良かったらチャンネル登録しておくれ)

それぞれの将来性と、おすすめのソフト

将来性という意味ではCinema4Dが1番でBlenderが2番かな、と思っていたけどAutodeskから安価なインディー版が出たことで戦況が大きく変わった。

あまりにもBlenderの人気が高まりすぎて、放っておくことが出来なかったんだろう。

僕は数年前から「Blenderが流行れば、Autodeskも値段を下げるはず」と周りに言っていたのが現実になった。

インディー版には年収やプロジェクト予算などの条件がついているけど、フリーランスや転職を目指す人には最適なものになる。

Autodeskだけにいつインディー版がなくなるかわからないのが怖いけど、Blenderの存在があるので簡単にやめることも難しいと思われる。

映画やゲームなど、大きな仕事をする会社はAutodeskで、それ以外の小さな会社は自分たちの色を出しつつソフトを選択していくという事に変わりはないと思うので、自分がどういった仕事をしていきたいかで使用ソフトは変わってくる。

 

 CGデザイナーとして就職してバリバリ大きな仕事をこなしたい!というラスボスを倒す気持ちがあるなら、やっぱり現状ではmaya3dsmaxが有利だ。

ゲームや映像関係の就職を目指すなら、この2つのどちらかを習得する必要があるだろう。

Cinema4Dは広告系の制作会社で導入されているので、Aftereffects を使ってモーショングラフィックを作りたいという人にはおすすめ。

Adobeと協力なつながりがあるので、Adobeの技術力でこれから先の将来性も期待できる。「就職する」という意味では、この3つが抜けている。

 

趣味で自主制作を楽しむ場合は問答無用でBlenderである。

youtubeでチュートリアルが豊富にあるのも大きい。

このBlenderは底知れない可能性があって、「仕事でもBlenderを使うようになるんじゃないか・・」と思ってるCGデザイナーも多く、実際に「うちはBlenderでやっていきます!」と表明した有名な制作会社も出てきた。

中でもグリースペンシルという機能は他のCGソフトにない魅力的な機能で、アニメ関係の会社がBlenderに興味を持つのは当然の流れだろう。


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