ネットで絵を発表したい!
と、思ったのは10年くらい前かな。
mixiでかわいい絵をアップしてる人がいて「なにこれ!どうやってんの?!」と思ったのが最初。
ついその人にメッセージを送って聞いてみたところ、
「下書きを描いて、スキャンして、イラストレーターでトレースして、photoshopで色付けしています」ということでした。
その時にそういったソフトの存在を始めて知ったのです。
しばらくして、その高価なソフトを手に入れました。
基本的に「ネットで検索する」という文化がなかったので、自分で触ってみてあーでもないこーでもないと言いながら、良い方法を手探りで探しながらここまで来ました。
「ここまで」と言ってもどこまで?
web漫画の描きかた アナログ編
最初に僕がやっていた方法をご紹介します。
まず、A4のコピー用紙にこんな感じでコマ割りを描きます↓
で、このコマ割りしたコピー用紙をスキャンでパソコンに取り込みます(300dpiで)
こうすれば、次からはこのデータを印刷するだけですぐに漫画を描き始めることができるのです!
色んな大きさのコマ割りをしたいかもしれませんが、見る人は大抵スマホですからね。。これでいいかな、と。
印刷した紙にえんぴつで下書き、ペンでトレース、消しゴムで下書きを消す、スキャンする、ペイントソフトで色ぬり。
というのが基本的な流れです。
もっと効率化を考えるなら、下書きを赤えんぴつでする方法もあります。
イラストを下書き→ペン入れ→スキャンで下書きだけ消す方法 - ありんとこ
ペンでおすすめなのはマルチライナーというペンです。
消しゴムで下書きを消すときに、ちょっと薄くなっちゃうという難点はありますが、photoshopでレベル補正やトーンカーブですれば大丈夫。
あと、やっぱりGペンも良いですねぇ。
味が出ます。
時間かかるけど。
Gペンで描く時はマルマンのスケッチブック(天のり製本)に描いてます。
天のり製本だと、描いたページをすいっと取ってスキャンしやすいのです。
マルマンのスケッチブックにマルチライナーの0.3で描くのも、良い線が出るのでおすすめ。
僕は使ったことがありませんが、Photoshopでなく紙にそのまま色を塗るならコピックというのが人気のようですね。ちょっと(いや、だいぶ)高価なのが気になるけど。
photoshopで色を塗るには、ペンタブレットというのが必要になります。
そもそも色を塗らない、というのが一番効率が良いけど。
ペイントソフトについては、僕はPhotoshopを使っていますが、無料のメディバンペイントがおすすめです。
この方法は、ペン入れまでを紙でやるので、描いていて楽しいし、味が出る。
ということが大きなメリットです。
ただ、その反面時間がかかってしまいますね。。
液晶タブレットで描く
最近は液晶タブレットで最初から最後までやっちゃうことも多いです。
修正も楽ちんなので、仕事のイラストなら絶対にこれを使います。
ここ数年で、もっとも良い買い物だったと言えるでしょう。
ほんとは紙に描いたほうが味のある線が描けるような気もするけど、もはや違いがわからないレベルなので、今は時間もないので効率化を重視しています。
キャンパスの大きさは横1500pxくらいかな?
これが1コマのサイズです。
印刷して漫画本にしたいと思った時に出来るくらいのサイズです。
Photoshopで描くときは、50%表示で描いてます。
もちろん、細かいところは100%表示にして描きます。
仕事で使うイラストはフルHDの映像で使えるように2000x1500とかで描いてます。
ペンも色々な設定を試してみて、自分好みの設定を見つけましょう。
僕もコロコロ変えて、やっと納得できる設定になりました。
一応書いておくと、ブラシ先端のシェイプが直径4px、硬さ100%、感覚25%。
シェイプにチェックを入れて、コントロールは筆圧、あとはオフと0%。
散布にチェックを入れて163%の数は6、数のジッター0%、コントロールはオフ。
あと滑らかさにもチェックを入れてますね。
色を塗るときは、レイヤーをつくって乗算で塗ってます。
ブラシ設定は、ブラシ先端のシェイプの直径70px、角度60、真円率50%、硬さ100%、間隔9%。
その他にチェックを入れて、不透明度のジッター50%、コントロールはオフ、インク量のジッターは100%で、コントロールはペンの傾き。
滑らかさにチェック。
不透明度を70%に。
で、さらに上にレイヤーを作って、白っぽいグレーで乗算で影を描いていきます。
これで完成!
これは僕の例で、photoshopを持ってない人はメディバンペイントでやりましょう。
僕はPhotoShopCS3を持ってるので、それを愛用していますが、今ならメディバンペイントが無料ソフトとして、とても性能が高いのでそちらをおすすめします。
とゆーより、線を描く能力はメディバンペイントのほうが上です。
手ブレ補正機能があるので。
プロを目指す人はクリップスタジオやPhotoshopの使いかたを覚えるという意味で、そちらを使うほうが良いかもしれませんね。
ネットにアップする方法
で、描いたものをどこにアップするか。
twitter、インスタ、pixiv、ブログ、tumblr、noteなど色々考えられますが、自分に合った場所で。。というしかありません。
ブログでweb漫画を発表したいと思って、blogger、jimdo、wixなどで試してみたけど、はてなブログが1番です。
はてなブログなら検索にも強いので、ブログに来た人をweb漫画に誘導することもできます。
はてなブログとtwitter両方にアップするのが1番良いんじゃないかな?
はてなブログは表示スピードがやや遅いので、イラストなどをアップする時は解像度を横800くらいに縮小して2コマづつアップしています。
さらに1つのページに多くのイラストを載せる場合はTinyJPGというサイトで画像データを軽くしています。
もし、ツイッターやインスタやはてなブログで漫画をアップするのなら、僕のことフォローしてくれたら、「あ、この人は創作活動してる人だな」とわかればフォローをお返しするので、ゆるくつながっちゃいましょう。
パソコンについて
パソコンは軽いイラストなら大抵のパソコンでも大丈夫だと思いますが、本格的にやりたいという人はドスパラのパソコン がおすすめ。
僕は家でも会社でもドスパラのパソコン使ってます。
クリエイター専用に作られていてコストパフォーマンスが高いことで有名です。
まとめ
まとめてしまうと「え?10年かけてこれ?」てなもんです。
なんで10年もかかったのでしょう。
でも、ここからがさらに長い道のりです。
自分のスタイルを見つけ出し、キャラクターを世に広めて行かなくてはなりません。
でも、あーでもないこーでもないと言いながら、毎日少しづつ自分の理想に近づいているような感覚が好きなのかも。
もし良かったら僕のweb漫画を見てっておくれ。