ありんとこ

動物好きCGアニメクリエイターの創作日記

【最新版】伊坂幸太郎おすすめランキング!ネタバレ一切なし

いったい何人のブロガーが「伊坂幸太郎おすすめランキング」というのを書いているんだろう、少し調べただけでもずらっと出てくる。

 

今さらそんなもの書く意味ってあるの?

 

と、思ったので書きます。

逆に。

 

伊坂幸太郎作品の愛される所以は「魅力的なキャラクター」「軽快でユーモアあふれるセリフ」「すらすらと読みやすい文体」「気持ちよく回収される伏線」というのがあると思うけど、それに加えて僕が好きなのは「どっしりしたストーリー」かな。

そういった作品を探してる人はぜひ見てってね。

 

といっても、僕も全然網羅できてないけど。

まぁ、のんびりと随時更新していこう。

 

1位 AX

AX アックス

AX アックス

 

 1位はこれ。

伊坂幸太郎作品、というくくりじゃなく、すべての小説の中でも1番か2番である。

「グラスホッパー」「マリアビートル」に続く殺し屋シリーズ3作目。

会社員として家庭を持ちながらも、殺し屋の仕事もしているお父さんの物語。

常に奥さんの機嫌を伺っている、なんとも微笑ましい主人公。

 

最初はいくつか短編があって、そこそこな感じで展開されていくけど、後半はストーリーがぐぐっと動いていく。

期待を裏切らない。

これを面白くないという人が存在するのかな?と思うほど。

 

これほどまでに僕の心を撃ち抜いたのは、僕が父親だからだろうか。

主人公が息子の小さいころを思い出す場面は、ジーンとしてしまう。

こないだ1年ぶりくらいに読み返してみると、やっぱりジーンとして電車の中で涙をこらえていた。

ランドセルに教科書を詰め、「忘れ物があったらどうしよう」と怯える克己に妻が、「一緒に確認してあげるから。忘れたって、大丈夫なんだよ。次から気をつければ」となだめるように言っている光景が、次々と思い出された。

 

ネタばれ一切なしなので、もう書くことがない。

とにかく読んで。

パパさんは特に。

 

2位 マリアビートル

マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

 

 新幹線の中で巻き起こる、殺し屋たちの殺し合い。。

「AX」は少しほのぼのとした場面も多いけど、こちらはとにかくスリリング。

読むのがしんどくなるくらい。

血の生暖かさまで伝わってきて「すごいな、文章って。。」と衝撃を受けた作品。

ミステリーが好きな人は必見。

 

1位、2位が殺し屋シリーズだけど、もうひとつの「グラスホッパー」は全然響かなかった。

 

殺し屋シリーズ1作目のグラスホッパーに出てくる人が少し出てきたりもするので、そっちを先に読んでもいいかもしれない。僕は先にマリアビートルを読んだけどまったく問題なく楽しめたけど。

 

3位 ホワイトラビット

ホワイトラビット

ホワイトラビット

 

合間に、ちびまる子ちゃんのようなナレーションが入る。

「次はこの人の視点で見てみよう」てな感じで。

もう作者は、小説を書きすぎてちょっと違ったことをしたかったのかもしれないけど、このナレーションの必要性が全然感じなかった。

気になるのはそこだけで、これぞ伊坂幸太郎ともいうべき巧妙に絡まる人間関係とストーリー、魅力的な登場人物はとても面白く、安心と信頼のミステリーだ。

 

amazonのレビューで「時間や視点がいったりきたりするので、混乱する」というレビューがたくさんあったけど、全然まったく混乱することもなく読めた。

もうちょい集中して読んでほしいものだ。

 

内容としては、「人質をとって立てこもる事件」という一見普通のお話だけど、ちょっと違う。

ミステリー好きな人は絶対に読んでほしい。

 

4位 砂漠

砂漠 (新潮文庫)

砂漠 (新潮文庫)

 

 作者のあとがきで「砂漠が一番好きです。と挙げられるケースがとても多い。」

と書いてあった。

たしかに人気があるのもうなづける。

他の作品にはない良さがある。

大学生活を舞台としていて、あの頃を思い出すような、甘酸っぱい感覚がある。

もうこのまま永遠に読み続けれるで?と思うくらい。

 

5人の登場キャラクターもとてもキャラが立っている。

中でも西嶋という人物がamazonのレビューでも大人気だ。

たしかに、空気を読まず臆することのない西嶋の行動は、何か気づかされるものがあるのかも。

 

5位 陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

 

 最初に読んだ伊坂幸太郎作品がこれ。

通勤で読むのに、良いのないかなぁとamazonで探してみると、面白そうなタイトルとレビューの高評価につられて買ってみた。

 

小説をあまり読まない僕でもサクサク読めて、とても面白かった。

嘘を見抜く、精確な体内時計を持っているなどの特殊な能力をもっていたりするので、リアリティは低め。

痛快で、あまりドスンとくるパンチ力はないけど、万人向けというか、間違いない感じがする。

2作目の「陽気なギャングの日常と襲撃」はさらにパンチが軽くなった印象でランク外。

 

6位  シーソーモンスター

シーソーモンスター (単行本)

シーソーモンスター (単行本)

 

 最新作がこちら。

「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」という中編のお話が2つ。という構成で2つの物語は時代も違うし、主人公も別の人。

 

シーソーモンスターは嫁と姑がうまく行かない、というお話。

スピンモンスターは、幼い頃に事故にあった男性が主人公だ。

ジャンルはミステリーという感じではないかな。

 

安心と信頼の伊坂幸太郎作品で、すらすらと読み終わってしまう。

しっかり面白いけど、ランキング上位に比べるとあっさりしてるというか、深みはないかなぁ、とも思う。

 

まとめ

他にフィッシュストーリー、ラッシュライフ、陽気なギャングの日常と襲撃、アヒルと鴨のコインロッカー、チルドレン、死神の精度、グラスホッパーも読んだけど、あんまり印象に残っていません。

 

小説を読みたくなる、というのは通勤の数少ないメリットのひとつです。

まだまだ読みたいものがあるので、面白いと思ったものがあれば随時更新していきます。