ありんとこ

動物好きCGアニメクリエイターの創作日記

涙なくして語れない。早生まれの僕が保育園と幼稚園で苦労したことをせきららに語る

誕生日は3月27日。

オグリキャップと同じだ。

サッカーのウッチーとも一緒。

 

早生まれはどれほど不利なのか。

子供はどんな気持ちなのか。

僕は小さい頃の記憶がめちゃくちゃあるので、保育園や幼稚園に通っていた3歳~5歳くらいの思い出をせきららに語ってみよう。

 

保育園の発表会の劇では僕だけセリフがなかった

僕だけセリフがないというのは、何年もしてビデオを見返したときに気付いたので、当時は何も気にしてなかった。

 

つくしが取れなかった

保育園でつくしを取りに行った時、みんなが袋パンパンにつくしを取るなか、僕はひとつも取れなかった。

1回だけ大きなチャンスがあった。

つくしを見つけたけど、そこにトンボが止まっていた。

僕がじーっとトンボを見ていると、横からぐわっと手が伸びてきて、他の子がつくしを取っていった。

見かねた2人の先生がひとつづつ、つくしをくれた。

その晩お母さんがつくしを料理してくれた。焼いたのかな。

マヨネーズをかけて食べるとおいしかった。

でも2つしかなかったので、もっとたくさん食べたかったし、お母さんやお父さんにもあげたかったなぁ、と思った。

 

走れなかった

保育園の運動会で10メートルほどの競争があった。

スタートの合図とともに一斉に駆け出す子どもたち!

・・・の中に僕の姿はなかった。

 

僕はスタートの線のところで立ったまんまだった。

後ろから先生にドンっと背中を押されてスタートした。

何が起きたのか自分でもよくわかってなかった。

気づいたらスタートの合図がなっていて、ちょっとしたパニックになったんだろう。

恥ずかしかったので、ゴールした後、ヒグアセモンで真っ白になった首をぽりぽり掻いた。

 

音楽に合わせない鈴

音楽の発表会では、僕のダメダメさ加減を披露する格好の場となる。

太鼓や木琴をする子がいて、僕はたくさんいる鈴のメンバーだった。

背は高くないのに、一番後ろの列においやられた。

音楽に合わせて手を上にあげて鈴を鳴らす。

メリケンサック状の鈴だ。

もちろん音楽はまったく聞いていない。

ぼくは「隣の子が腕をあげれば、僕も腕を上げる」ということだけを考えていた。

 

これもビデオを見返すと、実は隣の子が遅れていて、その子を見て僕も腕を上げるので、他のみんながとっくに腕を下した後に僕の腕がピョコンと出てきて下ろす、という面白い様子が映されている。

今となっては自慢のビデオだ。

 

鳴らないギター

幼稚園に行くと、なにやら発表会も本格的なものになってきた。

ギターをやらされるのだ。

練習の光景を覚えている。

「待って、全然わからへん。なんで?みんなはわかってんの?なんで僕だけまったくわからんの?」とすごく複雑な気持ちになった。

発表会ではギターは鳴らすふりだけして、一回もひかなかった。

このあたりから、「僕はなんにも出来損ない落ちこぼれ。のび太くんみたいな存在」と自分で思っていた。

 

鳴らないピアニカ

今だから言うけど、発表会では一回もピアニカに息を吹き込んでいない。

隣の子の手を見て、同じような場所に手をもっていく、という作業をしていた。

 

宿題をやらない

幼稚園でぬり絵の宿題があった。

みんなぬり絵をしていた。

でも僕は「え?なにそれ?そんなん言ってた?」という感じだった。

決してやりたくなかったわけじゃない。

でも僕は本当に宿題を出された記憶がないのだ。

先生が「ぬり絵してない人」と言ったので、僕ともう1人の子が手を挙げた。

先生は「アンタはもういいわ!」と怒鳴った。

もうひとりの子は怒られなかった。

腕を骨折していたのだ。

 

子どもが自分に自信を持つ方法

小学校くらいまでは、そんな感じで自分にまったく自信はないし、自分にはなんにも出来ない。すべての不幸は自分にやってくると思っていた。

 

そんな僕も小学校2年生くらいになると、自信満々になって調子にのっていた。

なぜなら「絵がうまい」と言われていたからだ。

休み時間には僕が描く漫画を見るために、みんなが集まってくる。

僕の絵が文集の表紙になったり、転勤する先生が「新しい学校の生徒に見本として見せたい」といって僕の絵を欲しいと言ってくれたり。

あとは動物が好きで図鑑ばかり見ていたので「動物博士」として崇められた。

フィジカルの部分はなかなか追いつかなかったけど、そういう知識や技術の面では問題なかった。

足は早くはなかったけど、サッカーのドリブルやリフティングも誰よりも出来たし、小学校6年生の時はキャプテンにもなった。

あとは保健体育の委員長にも就任したので、運動会では台に登って全校生徒の見本となる準備運動を披露した。

保育園のころ、運動会でスタートさえできなかったのに。

今思えば、徐々に自分が上に登っていく感覚は気楽だし、楽しかった。

 

テレビで見た情報だと、才能のあるアーティストに早生まれの人が多いらしい。

早い時期から音楽に触れることで感覚が養われる、というような話だった。

それに早生まれの子は、人の痛みがわかる優しい子になりやすいとも聞いたことがある。

うんうん。

知ってるよ。

たくさんの痛みを。