会社員とフリーランスのメリットデメリットはいくつかあると思うけど、僕が最近感じたことをせきららに書いてみようかね。
会社員CGデザイナーひと筋の僕ですが、自主制作アニメを作ったりしてます。
キャラクターが人気ものになればいいな、という淡い想いと、そういったほっこりCGアニメーションの制作依頼を受けるためだったりします。
このブログも自主制作アニメを発信するために始めたんだっけ。
そういった活動の甲斐もあって、ブログを通じてCGアニメの制作依頼をいくつか受けるようになってきました。
そこであることに気が付いたのです!
「会社員だと仕事を受けるハードルが上がってしまう」という事実に!
会社員だと、予算とスケジュールの部分で折り合いをつけるのが難しくなってくるんです。人月単価という考えかたがあって、これがだいたいひと月60~80万円くらいかな?
簡単に説明すると。。
「社員ひとりが1カ月(休日を除くと20日くらい)働いて60~80万円くらい稼いでね。
だって保険とか、会社の家賃とか、CGソフトの料金とか、プロデューサー料とか、備品とか、電気代とか、みんなのボーナス代とか色々かかるでしょ?だからそれくらい稼がないと会社に利益がないわけさ。
20日で60万だとすると1日3万円、10日の作業が必要な場合の予算は30万円必要なんだよ。おわかり?」
という感じです。たぶん。
ざっくりとした目安だと、2ヶ月かけて2分のCGアニメをつくるとすれば120万円から160万円が必要になるのです。
そういった会社が必要とする予算でCGアニメ制作するということが現実的に難しいのです。
そりゃそうです。
ぼくに来るお話というのは「オリジナルのアニメーションをyoutubeで配信したい」「ミュージックビデオを制作してほしい」「予算少ないけど誰かクリエイターいないかな?」といった感じなので、大金をかけて、それを回収できるようなメドがたつものではないのです。
自分の作家性でお仕事を受けたいけど、そういうお仕事の予算は(会社的には)低い。
という図式が成り立つわけです。
スケジュールの面でも、すでに会社で数ヶ月先のスケジュールも埋まっている場合もあるので、とても面白そうな案件でも「スケジュールがない!」といったことになってしまうのです。。。
その点フリーランスなら、自分のやりたい仕事にスケジュールをさくことが出来ますし、多少予算が低くても面白い案件なら受けよういう判断もあるでしょう。
こういう仕事をやりたいがために、CGデザイナーになって自主制作アニメを作ったはずなのに、それが出来ないのは本末転倒なような気も・・・。
もちろん「そういうお仕事が安定して入るわけじゃない」というフリーランス側のデメリットも反対にあるので、うまいこと自分の気持ちのバランスを保つことが大事になってきます。
逆に、フリーランス最大のリスクも発見しました↓