この記事は2017年に公開し絶大な支持を得た記事を、大幅に加筆修正したものです。
ブログを始めて5年がたちました。
月間10万PVほどで、累計アクセス数は520万を超えました。
「ブログで稼ぐ方法」系の記事で真実を書いてるブログはひとつもないので、僕が真実をぶっちゃけちゃいます。
ブログで稼ぎたい人も、それに興味ない人も、しくみを知っておくことは大事だと思います。
- ブログで稼ぐということ
- Googleアドセンスで稼ぐ
- Amazonアソシエイトで稼ぐ
- アフィリエイトで稼ぐ
- セミナーで稼ぐ
- 現実世界でもよくあるパターン
- 後日談
- ブログ運営で大事なこと
- 専門性を大事にしよう
- ブログの名前を大事にしよう
- 結論
ブログで稼ぐということ
ブログで稼ぐというのは、基本的に情報弱者の人からお金を吸い取るしくみです。
心を悪魔に売って、ブログでお金を稼ぐならば簡単かもしれません。
とはいえ、一連のキュレーションメディアの騒動やGoogleアップデートによって2020年現在では、難易度がぐっと上がっています。
ブログでお金を稼ぐ方法は大きく3つあります。
- Googleアドセンス。
- Amazonアソシエイト。
- アフィリエイト。
それぞれの稼ぎ方を紹介していきます。
Googleアドセンスで稼ぐ
記事の中にベタベタと貼ってある広告のことです。
参考にひとつ貼ってみましょう。
ペタ
↑これです。
Googleがその人の検索履歴と記事の内容から最適だと思われる広告を貼ってくれます。
これはクリックするだけで、ブログ運営者に報酬が入るしくみです。
広告によって違いますが1クリック20~30円くらいです。
100人に1人くらいがクリックしてくれれば良いほうで、稼ぐには大量のアクセス数が必要になりますが、役立つブログを書く→アクセスが集まる→アドセンス報酬が増える、というのが王道の方法ですね。
あまりペタペタ貼りすぎるとうざいけど、みんなペタペタ貼ってます。
僕もブログにいくつかは広告を貼ってますが、基本的には下のほうにちょこっと貼ってます。でもアドセンスだとなかなか稼ぐことは出来ません。
時給で考えたら相当低いです。
10万ページビューでも月に2万円くらいかな?
「稼ぎたい」というだけで、ブログは出来ない理由がここにあります。
僕の場合は「作品を発信したい」という目的でブログを始めて、気づいたらブログを書くことが好きになって、アクセス数が増えて、広告を貼ってみたらお金になった、という順番です。
もし、この広告がイヤなら「adblock」と呼ばれるアプリを入れちゃいましょう。
でもそんな人が増えたらブロガーは困るでしょうね。
Amazonアソシエイトで稼ぐ
Amazonの商品リンクを押して購入すればブロガーにいくらか入るしくみです。
報酬額が高いのはAmzonビデオ(料率10%)やKindle本(料率8%)です。
おすすめ漫画の記事がネット上に多くあるのはそのためです。
ちなみに紹介した商品でなくてもリンクをクリックした人が24時間以内にAmazonで買い物をすれば、報酬が入ってきます。
楽天の商品を紹介する楽天アフィリエイトも似たようなしくみです。
ちなみに僕は誰かのブログで買いたい商品を見つけてもオリコカードザポイントのオリコモールを経由することでポイントを貯めてます。
そんな人が増えたらブロガーは困るでしょうね。
アフィリエイトで稼ぐ
「絶対に誰も明かさない」部分はこのアフィリエイトです。
もっともリターンが高く、うまくいけば大きくお金を稼ぐことができます。
アフィリエイトという仕組みは悪いものではないのですが、残念ながら「ブログ 稼ぐ」で検索する人に限ってはただのカモにされるだけなのです。
なぜカモになるのかと言うと、「ブログで稼ぐ」という記事の全てが、ASPと呼ばれるアフィリエイトサービスのサイトに誘導しているからです。
優しく親切に「A8.netはおすすめなので登録しておきましょう」みたいに書かれていますが、本心はお金が稼げるからその記事を書いているだけなのです。
そのリンクを踏んでASPに登録することで、そのブロガーに報酬が入るしくみです。
あなたに「ブログで稼ぐ方法」を教えたいのではなく、「ブログで稼ぐ方法」という記事を書けば、自分が儲かるから書いているのです。
しれっとASPのリンクを踏ませるように誘導することこそが「本当にブログで稼ぐ方法」なのです。
他にも、独自ドメインを取るために「お名前.com」を紹介したり「有料のwordpressのテンプレート」や「サーバー」をおすすめするのがよくある手段ですが、これらすべてが「アフィリエイト商材」なので、リンクから契約すればブログ運営者にお金が入ります。
恐ろしいしくみですよね。
「Aさんみたいに、ブログで稼ぎたい!」とAさんのブログで紹介されてる方法をBさんが行うと、Aさんだけが儲けて、Bさんは儲けることができないのです。
それが繰り返されています。
でもA8ネットもお名前ドットコムもXサーバーも、たしかに魅力的で必要なサービスなので嘘はついていません。僕もすべてを使用しています。
悪質なのは、例えば「ドッグフード おすすめ」とかで調べたら多くのアフィリエイトサイトが表示されて、高額なドッグフードのサイトへ誘導されます。
おすすめ順と書いてますが、実際は「利益の大きいもの順」でしかありません。
こういった悪質なものは現在では数を減らしています。
2019年の3月に大きなGoogleアップデートがあり、信頼できる権威のあるサイトが上位に来るようになったのです。
セミナーで稼ぐ
ブログで稼ぐことに成功した人が次にやることは、その「稼ぐノウハウ」でセミナーをしたり、noteで販売したり、オンラインサロンを始めたり、kindle本を出版するという方法があります。
最近はyoutubeで発信するのも流行っていますね。
そのほとんどは情報弱者にむけた初歩的で内容のないものですけど。
ここでも、大事なのはそのセミナーに参加したり、noteを購入することがお金を稼ぐ方法なのではなく、これらの「ノウハウを売る」というのが本当の稼ぐ方法のように感じます。
そして「売る程度の価値のノウハウなら意味がない」ということを知りましょう。
ブログで稼ぎたい人が知りたいのは「ブログで稼ぐための具体的な方法」だと思います。ですがネットを必死こいて検索してもカモになるばかりで、そんな方法は見つけられません。
具体的な方法は誰にも教えず気付いた人がやります。
それに必要なノウハウはすでに有料で買わなくてもネットで無料で見れます。
有料のノウハウを購入したブロガーが余すことなくブログで発信しています。
ブロガーに対してのノウハウなんだからブログに書かれるのは当然のことです。
本当に効果のあるセミナーや本があるとすれば、「あなたはこの分野でこんなタイトルの記事を書きましょう、その記事にこのアフィリエイトのリンクを貼りましょう」と1人1人にレクチャーしてくれるものでしょうか。
そんなものあるはずないですよね。
現実世界でもよくあるパターン
実際の生活の中でも、こうやってしれっとお金を取られてしまう危険はたくさんあります。
スマホやインターネットを契約するときも謎のオプションがついてきたりしますよね。
「最初の1年は無料なので、使ってみて必要なかったら外すことができます」みたいなやつは、1年後オプションを外すことを忘れてしまう人が多いことを見越した上での戦略です。
あと、引越しのときもミニミニだと「入居安心サービス」が最初からついてますが、これも任意で外すことができます。まったく必要ないのに最初からあたりまえのようについています。
こうやって「お客さんに知らないうちにお金を使わせる」というのは常套手段となっています。
まとめると「ブログで稼ぐには何も知らない人に、しれっとアフィリエイトリンクを貼って誘導する」ということになります。
人を信用させる情報量と文章テクニックも必要になるでしょう。
良いか悪いかはひとまず置いておいて、「こういうカラクリなんだよ」と「そしてそのカラクリを考えることこそが稼ぐ方法なんだよ」ということを知って欲しかったのです。
後日談
この記事を見た数人の人から「初めて正直な人に出会いました」という内容のメールを頂きました。
中には悪徳セミナーの勧誘を受けた人もいましたので、注意喚起しておきます。
「アクセスを集めるにはSEOを研究しなければならず、やはり、
4人ほどブロガーのメルマガに登録したところ、1ヶ月くらいで本性が現れてきたそうです。
勧誘の手口もどこも似たようなもので、「自分も一人でやっていて時間の無駄をした」「自分は150万円を師匠に払ってアドバイスを受けたから年商1.2億円になれた」とか言ってきて、半分脅迫のように入会を勧めてくるということなのでお気をつけください。
ブログ運営で大事なこと
2020年になり「ブログで副業してみようかな?」と考える人も多いはず。
このブログがオワコンとも言われるこの時代に、どうすればうまくいくのか、少し考えてみましょう。
まず、こちらの記事を見てください。
ここに Googleが大事にしていることのすべてが書かれています。
そして、この言葉にすべてが集約されています。
コンテンツは雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか?
独自性、信頼性、専門性が必要ということ。
とても高いハードルですね。
Googleのアップデートにより、何の経験も実績もない人がアクセス数を稼ぐのは至難の業になりました。
これを見て「あ、無理だ」と感じた人に伝えたいことがあります。
「そう、無理なのであきらめましょう。」
まぁ、ブログを成功させる方法は調べればたくさん出てくると思うので、ここでは僕が経験して感じたことだけを書いてみたいと思います。
専門性を大事にしよう
このブログ「ありんとこ」は専門ブログではなく、雑多な内容になっています。
でも、いくつか特定の内容に絞って発信するようにしています。
ひとつに特化したブログも良いですが、3つほどのジャンルに絞って発信する方法もありだと思います。
専門的すぎるブログはブログはアクセス数がそれほど伸びない恐れがあり、他のアクセス数を増やしやすいジャンルの記事で、アクセス数を増やすことが出来ればサイト全体に良い効果を及ぼすと考えられるからです。
専門性という部分で感じるのは、僕はCGデザイナーなのですが、CG関係の記事は検索上位に上がりやすい気がします。
ライバルが少ないのもありますが、YoutubeでもCG作品をアップしてブログとリンクさせてるという影響もありそう。
YoutubeはGoogleのものなので、Youtubeでアップしているものが信頼性につながって、それと同じ名前でブログを運営すれば、ブログの信頼性も上がるんじゃないかな。
ブログの名前を大事にしよう
なにげに大事だと思うのはブログの名前です。
できるだけ覚えやすく、シンプルで検索しやすい名前にしましょう。
わざわざブログの名前で検索するということは、オリジナリティあるサイトの証明にもなるので、Googleの評価が上がると考えています。
知り合った人にも「ブログもやってるので、〇〇〇で検索してみてね」と伝えるだけで済みますしね。
結論
専門的なブログを書いて、その分野にぴったりで、自分がホントにおすすめしたいと思えるアフィリエイト商品がもしあれば、いくらか稼ぐことは可能だと思います。
それよりもおすすめなのは、「自分の専門性を商品にすること」です。
専門性をブログで発信することで、仕事の依頼を受ける。
そして、仕事で得た知見をブログに書くことで、さらに信頼性が増す。
この好循環をぐるぐる回すことが理想じゃないかな。
その他にもブログ運営の記事があるので、もし良かったら見てみてね。