独学でCGを習得していると、最初はキャラクターアニメーションがどうもぎこちない動きになりがち。
リアルなモーション、体重や感情を表現するモーションは難しいけど、ソコソコのアニメーションなら、コツがわかれば誰でも作ることができます。
ネットにあふれるチュートリアル動画は「あまりにも初歩的な基本操作」もしくは「すごすぎて参考にならない」ものが多いような印象だったので、「簡単に脱初心者できるアニメーションのコツ」というチュートリアルを作成してみました。
操作方法ではなく「こういう手順でアニメーションをつくっていけば簡単だよ」という説明なので、Blenderでも、mayaでも、3dsmaxでも、どのCGソフトでも考え方は同じです。
この方法は僕の完全なオリジナルなので、正解でもないし「こうしないとダメ」というものじゃないので、自分でさらに良いやりかたを見つけていってもらえればと思います。
動画にはテロップだけで、声の解説はありません。
長さは6分。とてもシンプルであっさりとしています。
でも、これにぼくのCGデザイナーとしての10年がつまっていると言っても過言ではありません。
なんて薄っぺらい10年なのでしょう!
流れとしては
①キメポーズをつける
②予備動作をつける
③メリハリをつける
④反動をつける
⑤キーフレームをズラす
⑥調整する
となっています。
「キーフレームをずらして、各パーツを遅らせて、軌道を調整する」という⑤⑥の部分が難しく、仕事でいつも苦戦しています。
あとキメポーズをつけるのも簡単そうに見えて難しい。
例えば立っているポーズだと、下の画像のように、「S字のラインを意識する」「体に斜めの線が入るようにする」といったことを意識すれば、それっぽく見えたりする。