CGデザイナーになって10年が経過するメモリアルイヤーに、コロナ騒動が巻き起こってしまいました。
株価が急落していて、個人的な影響は計り知れないのですが、CGデザイナーという仕事に対して、どれほどの影響が実際にあるのか?ということを考えてみたいと思います。
言われがちなことだけど、ゲーム業界はむしろ売り上げが上がるんじゃないかと言われています。
「巣ごもり商品」ということでswitchは品切れでニンテンドーのオンラインショップにもつながりにくい状況だったりします。
僕の仕事の範囲で観測できてる事例で言うと、「コンサート映像のCGを作っていたら、コンサートが延期になった」というものがあったり、「クライアントさんが在宅ワークになってスケジュールが見直された」という事もありました。
でも「あかーん!コロナのせいで仕事が飛んでもたー!」ということは今のところありません。
むしろ「実写のロケが出来ないので、そのぶんCGアニメを増やしたい」という相談もあったりします。
でも、新規の案件はこれから徐々に減るんじゃないかな、と予想しています。
テレビ番組のロケが出来ず再放送が増えるなどすると、テレビ番組や映画制作をやっている映像制作会社には影響がありそうですね。
影響が大きそうなのは展示会やコンサートなど、イベント関係のCGを制作している場合かな。
企業の業績が悪くなれば広告費を削減することが考えられるので、ここ数年急激に伸びていた動画広告の仕事も減りそうですね。
在宅ワークについて
僕が働いている会社では在宅ワークをしていません。
たしかに色々とめんどくさい問題はあります。
家だとネットの環境が悪い。
レンダリングは会社じゃないと出来ない。
ソフトのライセンスの移行。
パソコンを運ぶ問題。
他の人との連携やコミュニケーションが難しい。
こういっためんどくささから、上司は見て見ぬフリを決め込んでいたので、痺れを切らして僕が話し合いの場を設けました。
自分で判断して在宅ワークと通勤を併用していく形を提案しました。
「これは家で作業できるな」という作業の時は在宅でして、レンダリングやコンポジットなど会社で作業したほうが圧倒的に効率が良い時は通勤する、という感じです。