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ありんとこ

最高の物語を作ろうと思うんだ

なぜ今、自主制作アニメを作るCGデザイナーが増えているのか

CGデザイナー 創作活動

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こんにちは、CGデザイナーのありまです。

最近はプロのCGデザイナーやCGプロダクションが自主制作アニメを作ることが増えてきてるように感じます。

なぜでしょうか?

そこで今日は僕が自主制作アニメを作る意味について考えてみました。

 

いちCGデザイナーが自主制作アニメを作る意味

CGデザイナーとして与えられた仕事をこなすだけでなく、個人もしくは会社でオリジナル作品を制作して発表することで個のブランド力、発信力を高めることがこれからの時代でとても大事なことだと考えています。


その個性を気に入ってもらって人脈を広げる、仕事を得ることができれば
会社は仕事が入るし、CGデザイナーは自分の好きな仕事ができるわけです。
以前「国旗まん」という自主制作アニメを作った時にはコンテストがきっかけでWOWOWのプロデューサーさんから連絡がありWOWOWの「脇役目目線」という番組でアニメを担当させて頂きました。

特にこれからはテレビやパチスロなどの業界は縮小していくことが予想されるだけに、小さい会社が大きい会社と渡り合っていくためにはまさに今、個性的なオリジナルアニメで一発大逆転を狙うしかないでしょう。
もしそのオリジナルアニメがヒットすれば、テレビで放送されたり、DVD化やグッズ化など夢は大きく広がるのです!

とはいっても、CGアニメを仕事をしながらひとりでつくるのは相当な時間が必要になるので、そのために僕が自主制作アニメを作るときに工夫してることなんかを書いてみます。

 

レンダリング

レンダリングに時間をかけたくないので、Vrayでレンダリングという選択肢は始めからありませんでした。

Vrayを使えばリアルで綺麗な仕上がりになりますが、書き出す時間がとてもかかってしまうのです。

クオリティに拘る作品も素晴らしいですが、それだと「その作風で仕事お願いします!」と言われても予算や時間がかかりすぎてしまう恐れがあります。

リアルなCGは他の大きな会社にお任せして、僕はほっこりとした質感で勝負することにしました。

 

シンプルなモデル

僕の作るキャラクターはモデリングもテクスチャもモーションもすべてシンプルなものです。

時間が短縮できるのもありますが、CGアニメは「不気味の谷」と呼ばれるものがあるように、

中途半端なものが1番良くないと思うので、不気味の谷のおもっきり手前で遊ぶのが一番だと思ってます。

 

キャラクターの表情にしても、仕事だと「筋肉の動きを意識して~」なんて言われちゃうところですが、僕は表情をそのまま書き込むことにより時間を短縮しています。

大前提に僕がこの表現のほうが好きだからですけど。

 

舞台

新作の「New」では、物語の舞台は深海です。
深海ならば、作るオブジェクトも少なく背景制作に時間を奪われることもないと考えました。

海や空、宇宙といった広い空間でオブジェクトの少ない舞台は

浮遊感の表現やカメラワークの自由も合い待ってCGアニメと相性が良いのではないでしょうか。

 

自主制作アニメ「New」を制作するにあたって

制作期間は約半年間。
仕事の合間や仕事が終わってから、そして休日の時間を使いました。
まさに命を削るような作業です。
物語に大事なのは「キャラクター、ストーリー、世界観」だと思ってましたが違いました。


1番大事なのは作る人の「やる気」です。

またNewの完成が見えてきた頃にブログ「ありんとこ」も始めました。
いくら良い作品を作ったところで見てもらわないと始まりません。
またyoutubeでたくさん再生されることを期待してセリフはつけていません。
そうすることで海外の人にも見てもらえると思ったからです。

 

Newが出来てから

Newの完成と同時にコンテストや映画祭に出品しました。

ただこういったものは芸術性のある作品が高く評価される傾向があるので、少しばかり分が悪いのです。

でも僕は「見る人が見ればわかる」という自信を強く持っています。

その思いが通じてか若手の監督さんが審査員をされるゆうばり国際ファンタスティック映画祭では優秀芸術賞を受賞することが出来ました。

映画祭ではぼくのブログを見てくれていると言ってくれた人もいましたし、クリエイターの友人も出来ました。

こういった縁は社内で仕事をしているだけでは出来ないことなので、自主制作アニメをつくる上での大きな楽しみです。

 

またブログ「ありんとこ」で作品を発表することにより多くの人にシェアして頂くことができました。

今ではこのブログは一月に約10万回ほど見られています。

その中から作品に興味を持ってくれた人がyoutubeにアップした自主制作アニメを見てくれることにより、再生数も上がりますし、たまに感想も頂くことがあります。

こうしてまた次なる創作のモチベーションに繋げることができるのです。

そしていつの日か、どこぞのお偉いさんが「ぜひ一緒にお仕事しましょう!」と連絡をくれるかもしれません。

 

まだかなぁ。

どこぞのお偉いさんからの連絡まだかなぁ。